物霊のまとめ

人間は物質である肉体だけで生きているのでは在りません。
霊と人間、つまり高級な霊が居て、人間の肉体を使って低級霊の浄化をさせる。このシステムは動物界も同じです。では植物や鉱物はどうでしょう。それもやっぱり同じです。その物質を構成する霊的エネルギーを私は物霊と言いました。物霊にも高級と低級がありその高級霊は龍神と呼ばれ、或いは天狗と呼ばれています。龍神の霊系、天狗の霊系それぞれが在って、低級霊は人間から見ればやはり龍神ですが、暴れるだけで心をあまり持ちません。これは自然界を司っている様で、天狗界も、烏天狗等はやっぱり自己顕示のみで威張ることも出来ずにコンプレックスを持ち、口先ばかりで、烏天狗の鼻が無く嘴ばかり突んがっている霊です。これはたまに人間界に来て悪さをするようですが、植物霊としてその成長を司っている様です。

天狗も高級に成ると白い髭を生やし人間に対し指導できる程の高級さになり更に神界に昇っていきます。この様に人霊の系統、龍神の系統、天狗の系統とそれぞれ霊系が存在し、お互いに関連仕合いながら高級になってゆくわけです。

目を転じて宇宙を観た時、宇宙の神は宇宙を作れる物霊を駆使して宇宙を作り、銀河系の神は銀河系を作る霊的エネルギーである物霊を使って銀河系を作り、同様に太陽系も地球も作られました。地球の神は類魂(1) に記述した通り、鉱物を作り、又植物は鉱物霊の力も加わって植物を育てました。

物霊は人間に・依しなければ救われないというのでは無く、それぞれの物質界(宇宙、銀河系、太陽系、地球、動植物等)を通して、直接神の道も開かれているのです。物霊は力が在るため、持続性と指向性、更に行動性も在ります。自分の属している霊、或いは人間の高級な想念を具現化するために大いなる役割を果たしているのではないかと思います。高級霊の物霊は人間にとって、善の意識の、具体化のため、力を盡くし、低級霊の物霊は欲望を満足させめために力を使い、人間にとっては人間の考える事の具現化の為に骨を折り、動植物にとっては欲望を満たし成長させる為に力を使う。物霊の固める力は想念も固めます。その物霊の廻りで起きた出来事、或いは人間では、普段の心、クセ等これが蓄積されやがて自己審神者の能力ともなり、善悪の判断の重要なポイントになると思います。この様に霊界では重要な役割を演じているのではないかと思います。

ピア・スピリチュアル