類魂の解説

類魂鋭(るいこんせつ)GroupSoulTheory

マイヤースが生前から主唱し,他界においてもなお強調している説

のこと.グループ・ソウルすなわち類魂とは,同じ自我の流れをくむ

同一系統に属する多くの霊魂達の集団のことで,それに所属している

魂と魂とは共鳴感応し合うという.類魂は単数であって,同時に複数

でもある.類魂の指導霊が統一原理の賦与者であるという・この説は

部分的再生説を裏付けるものの一つであると言われている・

マイヤースについて、

マイヤース フレデリツタ・ウイリアム・ヘンリー 

1843−1901]心霊研究の草分けの一人で,S.P.R.の設立に尽力した

1882年).哲学者,心理学者,詩人でもあった.30年間,ケンブリッジ大学の視学官をつとめた。

国際心理学会議の組織化に努力し,ロンドン大会の幹事(1892年),さらに会長をつとめた

(1900年).

主著には『人間個性と肉体死後の存続Human Personality anditsodilyDeath』(1903)があり,

人間の精神と能力を徹底的に研究し
た。

彼は,人間の正常意識の部分(顕在意識,マイヤースのいう識閥上)は

全体からみればほんの一部分に過ぎないということを確信して,識閣下(潜在意識と同義)の

自我という大きな部分について詳細に研究した.

この著書は心霊現象のほとんどあらゆる分野を網羅し,整然と体系づけている。

霊媒あるいは霊能現象の研究として,バラデイーノに関する実験(1894年)では,

リシェ教授,ロツジ卿,オショロ
ヴィッツ博士らに招かれて参加している。

この他,デスペランス夫人,エヴユリット夫人,ダギッド,トンプソン夫人などの霊媒を対象とし

実験を行っている。おなじく霊媒モーゼス師は彼の友人でもあった。

の死後,パイバー夫人らを通じて交叉通信によって死後個性の存続の証明がなされた。

ロツジ卿はマイヤースからの通信をオートマティスト(自動霊媒,通常自動書記霊媒をさす)の

カミンス嬢を通して行われたものとは別に,レナード夫人によっても証拠を提示されている。

この他 ヴエロール夫人,ホランド夫人らも彼からの通信を受信している。    

「心霊研究辞典」より。


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