心霊思想とは、心霊現象と比べて用いる場合と、
心霊現象を哲学または宗教の立場から論理的、倫理的に考えようというものである。
それは教理ではない。
ただ霊界の様子を調査すると当然、神界の様子も関わってくるので、
心霊は形上は宗教的になってしまう。
宗教と決定的に異なるところは、心霊は、信仰や主義に依存するのではなく、
人間としての道を示すものであるということである。
「道」は、たとえは、親が居れば親孝行する。困った人が居れば、手助けをする。
といった、人として自然の生き方である。
それらの「道」に教義や教祖は必要ないのである。
|