心霊科学の出発点は「人間とは何か」です。
人間の本質は身体すなわち肉体、心すなわち精神、
魂すなわち幽体の三つの部分からなると定義している。
肉体の構成は原形質、精神は顕在意識(脳脊髄神経)、
魂すなわち幽体は潜在意識(自律神経)がこれを司る。
精神の中枢は脳髄で、頭部。霊の中枢は腹部の太陽神経叢にあり、
これを大脳に対して腹脳という。
身、心、魂の中、現界の人間生活で中心となるのは顕在意識であるが、
生命そのものにとって一番大切なものは潜在意識である。
生命自体にとっては大脳(心)よりも、腹脳(霊)の方が大切である。
無脊椎動物が脳髄なしでりっぱに生きている事実をみてもわかる。
彼らにはわれわれの大脳に相当するものが無く、
ただ散漫神経というわれわれの自律神経に相当するものが多少あるにすぎない。
けれども、彼らは何の支障も無く生き抜いている。彼らは病気を知らない。
彼らはわれわれ人類よりも神の摂理にかなった生き方をしている。
「ドクトル霊界探訪記」参照
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