カノープスの話


指導霊の一人、寿老人の話です。

秋の南のそらに一つ、白く輝く一等星。

南の一つ星といわれています。

しかし、その緯度の低さのため、1年のうちで2月にだけ顔を見せてくれる星なのです。

また、関東周辺からだと地平線ギリギリにしか昇らないものですから、

なかなか簡単に見ることができません。

南の空低くすれすれにしか見られないカノープスは“南極老人星”と呼ばれ,

一目見れば寿命が伸びる吉兆の星とされてきた。でも、南国宮崎や鹿児島では、

白いカノープスが比較的たやすく見ることができるそうです。

七福神の寿老人はこの星の化身といわれています。

カノープスの名前は、トロイア戦争でスパルタ王メネラオスの率いた軍隊の

水先案内人から付けらました。トロイヤの滅亡の後、

この艦隊がアレクサンドリア近くの港に寄港したとき水先案内のカノープスが

亡くなったので、王がその功績を惜しんでその港に彼の名前を付け、

それが当時その土地で地平線上7度ほどの高度で南中していたこの星の

固有名として使われるようになったそうです。

アラビアでは、このカノープスのことを「スハイル」と呼びますが、

これはアラビア語アル・サール(明瞭なもの)という意味で、

この星の明るさからきたものです。また、回教の教祖マホメットは、

この星を自分の星だとして信仰していたので アラビアの人々に

「マホメッドの星」としても仰がれています。

中国では古くからこのカノープスを「南極老人星」と呼び、

南の地平線低くこの星がみえることがあるとその年は天下泰平であるとか、

長寿にあやかれると言って祝ったそうです。逆にこの星が見えない年は、

戦争が起こると信じられていました。 また中国では他に、おおいぬ座の尾の星と

アルゴ座の一部の星とを結んで、弓に矢をつがえた形を作って「孤矢(こし)」と 呼び、

その矢で天狼(シリウス)を射ているのだといわれていたそうです。

伝説で言われるように、霊界の水先案内をしてくれます。

霊界の情報を伝えてくれます。また、心霊治療のお手伝いもしているようです。

私は鍼治療をしますが、指導霊としてカノープスが関わっています。






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