叡智神学とは? 今までの伝統的な学問では、哲学も科学も理性や知性を重んじ、感性を軽視して来ました。 宗教の世界でも、アニミズムのような教義や聖典のない信仰は、 未発達な社会の土着宗教として蔑視されてきました。 精霊信仰は、豊かな自然の中で、自然とともに生きる人間の正常な精神活動の発露である、 と考えます。江戸時代、本居宣長は、人間の持つより豊かな感性を ¨あはれを知る心¨として研究しています。また、西洋でも20世紀になり、 ウィトゲンシュタインが人間の感性の世界を¨語りえぬもの¨として、 哲学の中における位置づけをしました。 感性は無意味なものではなく、ありのままの人間の、ありのままの活動であり、 その¨語りえぬもの¨に帰ることは新たな創造をもたらす。 そこで、私は、 「世界は、感性によって成り立つ出来事(産巣日)の総体で、 その世界に参入し、新たな創造(新生)を迎えること」 を叡智神学と呼んでいます。 戻る ピア・スピリチュアル |