交霊会   潜在意識



★交霊会

心霊研究家や同士が集まり、招霊したり、物理現象などの実験を行うこと。

個人的なもの、
公開して行うものもある。



★潜在意識

人が、自覚して考えたり、知覚することは顕在意識といい、

自覚する意識によらないものを潜在意識という。

顕在意識は、人が体験することの知識で範囲に限りがある。理性、認識、思想。


潜在意識は経験していないもの、自覚していない意識。

催眠術はこの潜在意識を使うが、心霊現象も同じ。

顕在意識は、能脊髄神経が支配し、中心は頭。潜在意識は、自律神経が支配し、

中心は腹部にあるという。禅などでいう、臍下丹田。この二つの意識は、

バランスを取りながら拮抗しあうが、どちらかというと潜在意識の方がより

根源的で大きな力を持っている。生命を維持する基本的な場は自律神経であるから。


心霊現象で、霊能者が入神状態になったり、霊視をするなどした場合に現在意識はなくなる。

顕在意識がなくなっていく、脳の思考を停止するときに無念無想の境地が生まれる。

一般に霊とは、この顕在意識と潜在意識をさすが、どちらかというと、潜在意識が基盤となっている。

また、霊魂というと、霊を顕在意識、魂を潜在意識にあてると考えやすい。

生きている間は顕在意識が勝って、死んでからは潜在意識が中心になるという。

人間は、生きている間に現在意識(精神、霊体)を使って人間性を高めるが、

その器は潜在意識であり、宇宙意識、永遠の生命である。

人間が死んでから生まれ変わるとき、その母体は魂であって、

前の人生の霊である記憶はまったく消えてしまう。だから「前世のことは覚えていない」


誰でも一生に一二度は「前にも一度来たことがあるような感じがする」

「前にも同じことがあった気がする」ことがあると思うが、思い返してみても心当たりはない。

これは、現在意識がなくなっている前世のことを、潜在意識が出てきて思い出すためである。


現在意識は過去の体験を忘れるが、潜在意識は必ず覚えている。

この潜在意識の中心は腹部にあり、ヨガではそれを太陽神経叢といって、もっとも重視している。

人間は、器としての魂である潜在意識があり、それが考えたり経験したりすることで

顕在意識が育てられ、人間性が高められる。だから、潜在意識はあくまで母体であり、

人間の意識の表面には出てこない。つまり、潜在意識が勝っていただけでは動物と変わりない。

人間が生まれ変わり、何度も現界で顕在意識を働かせることによって、

人間の理性、思想、知識、道徳が発達する。
これが生命の進化である。

生まれ変わるたびにその時代の環境は違っていても、生命の元は変わりない。

この両者は高度に見かがれないと人間の価値は備わらない。

霊と魂が完全に融合したとき、人間は肉体をもって生まれてくる必要が無くなり、

幻の現界をすてて彼岸の世界へはいる。






ピア・スピリチュアル