多くの人は、天国へ行きたいと願っている。
しかしその反面、
天国に行けるような生涯を送るのは難しいと思っている人もいる。
それは、宗教的な先入観があるためだと思う。
天国に入るには、世俗の誘惑を捨てて、宗教的な人生を送り、
信奉する神仏に帰依しなければならないと教えられているからであろう。
しかし、善き信者になって宗教的な人生を過ごしても、
高次へいたるとは限らない。
宗教云々よりも、神の道にかなった生活、
正しい行いをしていれば神はそれに応じて守ってくれる。
世のため人の為と思って働くのは悪くは無いが、
人を助ければ、回り回って自分も助けられるという狡さがあれば神霊的には意味はない。
人間は一般の社会に活き、職業を持ってその業務に精進し、
日常生活も善良なる一個人としてまっとうな人生をおくれば、
自然に心霊的心境に目覚めるのである。
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